海外バレエ留学や就職を目指すバレリーナの卵たちや、その親御さんたちなら、
一度は身長の心配をしたことがあるのではないでしょうか。
今は国籍、肌の色、ボディタイプが違う多種多様なダンサーが世界中で活躍しています。
それに伴い、昔より圧倒的に留学生を受け入れるバレエ学校の数も増えました。
今は、身長がないから留学は厳しいかも。。なんて時代ではありませんが、
やはり小さすぎるよりはある程度身長があると、留学・就職の際に視野が広がります。
私は身長が171センチと、だいぶ高いです。
うらやましいといわれることもありますが、いいこともある反面、
日本だったら組める男性が限られるし、
コールドに入るにしても、浮いてしまうというデメリットもあります。
背が高いので、初対面で小さいころから周りより高かったの?とか
何したら伸びた?とかよく聞かれるので考えてみました。笑
私的見解では、半分は遺伝、残りの半分は睡眠、食事、そして性格だと思います。
まず遺伝に関してですが、
私の父は178センチで高めですが母は158センチで平均くらいです。
そして、私の場合小さいころから大きかったわけではなく、中学生の成長期で急激に伸びました。
中学入学時、150センチくらいで背の順で並ぶと前から数えてすぐだったのですが、
卒業するころには後ろから二番目になってました。
(どーせなら一番後ろになるまで頑張ってほしかった。。!笑)
3年間で20センチ伸びたので、ほぼ男子並みの成長力です笑
ただあまり急激に成長したもので、膝が成長痛で痛くなったり、
体のバランスが変わって使い方を変えるのに苦戦した思い出があります。
そして1番大事なのが睡眠、食事。
私は毎日最低でも7時間は寝て、母が作ってくれるバランスの取れた食事をモリモリ食べていました。
中学生の時の食欲は本当にすごくて、朝からご飯、納豆、焼き魚、味噌汁、副菜何種類か、デザートにヨーグルト、と食べていました。笑
お昼もしっかり食べて、レッスン前にはおにぎり、レッスンから帰って普通の量の晩御飯を食べていました。
ですが全く太ることなく、全部の栄養が身長に使われたようです。笑
日本でバレエを習う学生の子たちは、学校が終わってからレッスンに行くので自然と
帰りが遅くなってしまいますよね。
特に発表会やコンクールの練習なども入るとおうちに着くのが遅くなって、でも宿題もしなくちゃ、、なんてことはよくあるのではと思います。
ですが睡眠中に疲労した筋肉を修復し、また明日から元気に生活するために睡眠はとても大事なものなのです。
自分の体を休めることは、ダンサーにとって練習と同じくらい大切です❤
ですが大前提として、先生は成長期の子たちのことを考えて少なくともその日中に子供たちがベッドに入れるようにレッスンスケジュールを組むべきですね。
最後に、性格についてです。
これは科学的根拠のない、完全な偏見ですが
私含め私の周りの身長の高い子たちはほぼ全員楽観的、良くも悪くもおおざっぱです。笑
(巻き込むなと言われそうですね笑)
細かいことは気にせず、何かあってもまあいっか、で片づけます。
想像してみてください、心配ばかりしてたり、神経質すぎると気が小さくなって、踊り方にも反映されます。
それよりかはのびのびしている子の方が成長しそうじゃないですか?笑
私が言いたいのは、
私たちの心と体は、私たちが思っているよりもかなり密接につながっている
ということです。
成長期の子どもたちには、細かいことは気にせず、しっかり食べてよく寝て、大好きなバレエを楽しんでほしいなと思います。